俺の嫁と禁断の焼き芋

北海道在住の視覚障害者の嫁と俺の奮闘記

嫁の病気発覚

今日は、嫁の病気が発覚した時の

話をしたいと思います。

 

嫁の病気は糖尿病でした。

 

 

発覚当時の血糖値はだいたい350付近

だったと思います。

健常者の通常値は、約100前後と

言われていますのでそれを考えると

ゾッとしますね。

約3倍以上の血糖値が知らず知らずのうちに

続いていたことになります。

血糖値なんてそれまで測ったことない状態。

 

嫁は極度の病院嫌いで、病気が発覚するまで

病院へはほとんど行ったことなかったです。

多少具合悪くても、病院には行かず自力で

治すと言っていましたから(笑

 

3年前のあの日、嫁が神妙な面持ちで

 

「病院行きたいんだけど連れてって

 

俺はびっくりしました。

 

結婚して20数年、今まで病院嫌いだった嫁が

自分から行くと言うなんて・・・

 

あの時のことは、今でも衝撃的に覚えています。

 

数日前から、呂律が回らなくなり斜視に

なってきたようでした。

 

仕事を終えて、すぐ隣町の総合病院の

救急外来へ。

 

MRI検査を受け、採血もしてお医者様からの診断は

 

「多発性脳梗塞」「糖尿病」「高血圧」

 

3連荘・・・

 

もう俺の頭は真白で( ゚д゚)ポカーン状態で

何を言われても、入ってこない・・・

MRI画像を見たときは、素人目でもこれはヤバイと

すぐわかるほどの脳梗塞がいっぱいありました。

 

もうその画像を見た瞬間、体の震えが止まらなくなり

目の前が真っ暗になった覚えがあります。

 

まぁ幸いのことに脳梗塞は、うまい具合に大事なところには

なかったようで比較的軽い後遺症で終わりました。

 

お医者様からは

 

「こんなに脳梗塞があって普通に生活できてたことは奇跡だね」って

 

言われました。ほんとラッキーでした。

 

とりあえず一旦帰宅し、翌日また病院へ。

脳外科糖尿内科へ診察。

 

脳外科では、とりあえず薬の服用と斜視と呂律回復のリハビリ。

糖尿内科では

 

先生「入院しませんか?」

嫁「えええ?」

先生「腎不全までもうリーチかかってますよ」

先生「必ず今より良くしてあげるから」

先生「入院しましょう」

嫁「はい」

 

何も迷うことなく即答した嫁でした。

さすがの病院嫌いの嫁も今回ばかりはさすがに

といった感じでしたね。

まぁ嫁が断ったとしても俺は強引にでも

入院させましたけどね。

 

帰宅後、入院するまでの数日間で血糖値が

130まで下がっていた。

薬のおかげでもあるだろうが、病気判明のショックから

完全に食欲がなかったからだろうか。

 

数日後、入院の運びとなりました。

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嫁の病院嫌いや、潔癖症のことを考えると

嫁にとって入院というのはかなりの決心だったと

思います。

 

約2週間の入院でしたが、よく頑張ったと思います。

先生のお言葉通り、なんとか腎不全は回避でき

食事療法などのご指導もいただきながら

血糖値コントロールもできるようになりました。

その間、先生方はもちろん看護師さんにも

お世話になりメンタル面も支えていただきました。

その入院期間にも脳外科による診察やリハビリも

行いました。

 

無事退院し、今となっては呂律障害は少し残りましたが

斜視は完全に治り、血糖値も60~80台に

落ちつくようにまでなりました。

今となっては低すぎるよーと言われるぐらいに(笑

 

表面上はとても回復してきたように思えましたが

実は裏で恐ろしい病気が妻を蝕み始めていました。

 

 

その続きはまた後日

 

 

それではまた♪