俺の嫁と禁断の焼き芋

北海道在住の視覚障害者の嫁と俺の奮闘記

悪夢のスタートライン

前回の続きになります。

 

前回記事はこちら

kazuriku.hatenablog.com

 

ようやくコロナワクチン1回目を打とうとしてるところです。

嫁は、視覚障害のため1人では動けないので

俺も同伴で同時接種することになりました。

 

俺は自分のことではないですが、やはり嫁の持病等で

お医者様に、重い反応がでるかも?と言われ

内心、心臓がバクバク止まりません。

 

でも嫁は、覚悟が決まったらしく

俺の不安の気持ちを余所に淡々と打つ場所へ移動。

 

おいおい本人は全然大丈夫なんかい!笑

 

過去に嫁は、痛みで失神して倒れること

2回経験済みで、痛みにメッポウ弱いらしい。

なので、緊張や痛みで倒れたら恥ずかしいなって

思ってた嫁。

 

でもそれを察知してくれたのか

担当の看護師さんが

 

「不安だったら横になってやってみます?」

 

言ってくれて、ホッと一安心。

 

これで倒れることなくなったな!と

冗談交じりで嫁の緊張をほぐす(でも実際は俺の緊張)

 

何事もなく刺さってくれ と祈りながら

接種開始。

 

看護師さん「あ あれ?筋肉ない つかめなーい」

 

3人 苦笑・・・

 

なんとかつまんで、ブスっと刺し込む。

刺さったとたん、嫁の顔が大きく歪む

 

俺「痛いのか?大丈夫か?」

 

嫁「う うん 大丈夫」と、か細い声

 

かなり痛かったようだが無事に終了。

次は俺の番、サクっと終わってほとんど痛み無し。

 

なんとか倒れることもなく失神することもなく

待機場所へ。

持病のある人や、アレルギー体質の人は30分の待機。

何もない人は15分なんだけど

俺は嫁の付き合いで30分待機。

 

どうも嫁は、要注視人物らしく

代わる代わる看護師さんがやってきて

「大丈夫?なんか変化あったらすぐ言ってね」 と。

 

この待機中にアナフィラキシーショックが出る場合が

あるのでかなり心配してたのですが

気の利く方が多くて思ったよりも安心できました。

 

そんな中、嫁が体中が痒くなってきた と

体をボリボリと搔き始める。

 

何ぃぃぃ!

 

それってもしや?!

 

まぁ我慢できないようなものではなさそうなので

様子見することに。

あとで調べてみたら、こういう症状の出る方も

結構いるみたいで少し安心。

 

そこの接種会場には、救護室という接種時に

何かあった場合の処置室が2部屋ありました。

 

その日は、待機中の30分間 ずっと満室状態。

1人帰っては、他の方がバタンと倒れ運ばれる感じ・・・。

 

ニュースなんかでは1回目の接種ではほとんど副反応が

でないってよく見かけます。

 

ただ 血管迷走神経反射 という

接種時の極度な緊張ストレスでおこるもので

その類なんだろうなぁと嫁と冷静に話をしていました。

 

副反応だけでなく、こういった症状も

気をつけなければいけませんね。

人間の体って難しい・・・。

 

そうこうしてるうちに、30分が過ぎ

無事家に帰れることに。

帰り間際、駐車場でいとこ夫婦と旧友にバッタリ。

みんなこれから接種とのこと。

状況を話しつつ、頑張れよー!と家路につく。

 

とりあえず、家に着いてホッと一安心。

 

やっとスタートラインに立てたなぁと

嫁と話をする。

 

でもそれが悪夢のスタートラインだったとは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

おっと、かなり長くなってしまったので

続きはまた次回へ持ち越しです。

 

 

次回は、嫁の体調の変化を時系列で

書いていこうと思います。

 

 

それではまた♪